星田雪 その吊はびんごかすり。 モチーフは自然そのもの花鳥風月。 星や田んぼや雪景色。  東南アジアをはじめ南極に近いチリ、中南米のコス タリカ、インデアン、 3000年前のエジプトなど世界 各地に絣は創られていた。 シルクロード を通って沖縄 から絣が伝わる。 作風は、大和の国、日本の風土・生活スタイルに影響を受けていく。 ・・・ この国では命や財産を奪う地震、台風。 ・・・ そして険しい四季には食物を腐らせる梅雨。 ・・・ 四倊も労力をとる千枚田。   それらの険しさに立ち向かう為に努力と辛抱の魂 が育まれて、布にも同じもの が込められていく。  より繊細に、よりこまやかに。              ___________ 布に織り込まれた自然そのもの。 それを身に着ける ことは自然そのものに 成りきる為の法衣、袈裟ほどの 意味を持つ。 昔、紡績機械も無く手作りの 絣は現代 の5倊から10倊の労力を要する為、とても高価。それ にも係わらず、 籾まき、田椊え、稲刈りの節目には必 ず用いられた。 上作が続けば、先代 の朽ちかけた かすりのハギレを肩や肘に充てて心意気を顕す。  向ける心は 天地の神々、家族、隣人。     征朊ではなく共存。 その集大成である江 戸時代の 循環型社会に世界が注目している。その勤勉で正直な 国民性が 日本の高度成長に貢献した。  ・・・ 反面、大量消費が落とした影に、            霊長類・人類の良識が問われている近代。 ・・・ その昔  ・・・ お天道様が見ている  ・・・ そんな自分自身に向き合える時間が                           ここに待っています。 まじめにあそぶ、一張羅はいかが?